約56坪の敷地に、建築ネットワークの創意あふれるプランで、ゆとりのある居住空間を実現させたOさん邸。庭に面した南側は大きく開放する一方、道路側は吹き抜けに設けた横スリム窓で光を取り込むなど、外部からの視線を考慮した窓配置は見習いたいところだ。また、落ち着いた和モダンなデザインは、子育ての終わったOさん夫婦にぴったり。和室2部屋のほか、洋室にもさりげなく畳コーナーを設けている。
そして、この家の一番のポイントと言えるのが“電力の見える化”。太陽光発電によるオール電化で暮らしが快適・便利なだけでなく、家中の消費電力や電気料金がキッチン横のパネルやテレビ、パソコンで常時確認できるため、徹底した節電を実行できるのだ。しかも、外出先の携帯電話からエアコンや伝統などの遠隔操作も可能。さらに自然エネルギーの薪ストーブもあるとなれば、なんとも心強い。「今の省エネ時代に即した、理想的な家だと思いますよ」と、Oさんも大満足。賢い工夫がいっぱいの、素敵な住まいが完成した。
会話も弾む対面キッチン&ダイニング。廊下はガラスブロックでゆるやかに仕切って
リビング横に設けた和室。道路に面する側は、下見窓と植栽でプライベートを確保
オープンな間取りと吹き抜けで、冬は薪ストーブだけで家中の暖が取れるのが嬉しい
落ち着いた雰囲気の玄関。奥の扉は屋外収納。格子は外部の目線を遮る役目も果たす
和風のデザインを随所に取り入れたモダンスタイルで、洋室にも畳コーナーを設けるなど、落ち着いた空間づくりを演出したい
オープンな造りの1階共用部分と、2階のプライベート部分を吹き抜けで繋ぐことで、どこにいても家族の気配を感じられるように
太陽光発電にEV車対応ガレージも希望。家中の電気使用量が確認できる“電力の見える化”で、効果的な省エネを実現したい
一級建築士 藤崎秀俊 「遊べる」「落ち着ける」「くつろげる」、そんな空間づくりをコンセプトにプランニングしたOさん邸です。会社のコンセプトブックを新しく作成しましたので、お気軽にご請求ください。