建築ネットワークの内覧会にはその都度足を運び、建てるなら絶対ここでと決めていました」というH邸は、家の中心に光がサンサンと降り注ぐ吹き抜けの中庭がある。「以前は家の中が暗かったので、新居はとにかく明るく暖かい家に」と、リビングはもちろん、キッチンや脱衣所、お母様の居室にも床暖房を入れ、日溜まりのように心地よい住まいを造り上げた。
また、転勤の度に荷物が増えるHさんの部屋には衣装室。ゴルフが好きな弟さんの部屋には、パターの練習ができる広いテラス。バイクで出掛けるお母様には、土間のインナーガレージと、一人ひとりが夢見た空間も実現。リビングは仏間のある和空間。30年前に他界されたお父様も、ここではいつも一緒に居られる家族団欒の住まいとなった。
ゴロリとなれる畳敷きのリビング。小上がりは、腰掛けながら楽な姿勢で片付けができる
玄関ホールの先にある中庭を、グルリと囲むように階段を設けた
1階まで下りなくても来客が分かる、2階のホール
家の中からガラス越しに眺めて楽しめる、非日常的な中庭の空間が欲しい
仏間や和室を別に造らず、リビングに取り込み全面を畳敷きにしたい
雨の日も家の中から直接出入りができる、バイクを置くスペースが欲しい
代表 若杉千春 大人3人が暮らすH邸では、ご家族の一人ひとりが異なる要望をお持ちでした。そんなご家族のこだわりを、洗練されたデザインでカタチづくり、ご家族のライフスタイルを考えた設計プランと提案で、快適で心地よい暮らしを実現しました。